毎年7月中旬に行われる「夏まつり」は、170年の歴史のある由緒あるお祭りです。
その昔は、天王様のお祭りと呼ばれ、五穀豊穣・家内安全・商売繁盛・疫病退散を、牛頭天王(ごずてんのう)を守護神として祈願する為のものでした。お祭りが夏に行われるのは、この時期が一番疫病が流行するためと言われています。信仰を名目にした氏子たちの、あるいは、民の娯楽のひとつでもあったようです。杉戸町に限らず各地で開催されている行事のひとつです。

ご存知のように宿場町として栄えていた杉戸町は、人々の往来も多いことから昔から盛大なお祭として受け継がれています。お祭りの最大の見物は、2日間にわたって行われる大人神輿十数基の渡御で、県内でも最大級のスケールを誇り、力強いかけ声に合わせて神輿がまちを練り歩きます。人々の活気が通りを埋め尽くす2日間です。

本来は、7月15日の午後3時頃に祭事を行い、玉串奉奠(たまくしほうてん)後、神輿を車に乗せ町内を廻り、その後、午後6時半から9時半頃まで青年たちが神輿を担ぎます。そして、御暇屋(おかりや)に5日間安置し、20日に還宮(かんぐう)し、夜10時頃納めます。しかし現在は、人々の休日を考慮し、決まった日にちに開催する事はなくなりました。

昭和57年に杉戸町観光協会が設立された事に伴い、町の活性化・地域住民のレジャーとしての要素も強くなりましたが、本宮からスタートする神輿渡御など昔ながらの伝統も受け継いでいます。今と昔の混在する「夏まつり」を皆様も楽しんでみて下さい。 |